2020年8月 北海道旅行記 3 冷や汗だらけで道東へ
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北海道旅行記 1
北海道旅行記 2 足寄町満喫!
ご機嫌でオンネトーを出発したものの、ガソリンの残りが心細くなってきて、そろそろ入れておかないとな・・・と思いつつ、ついつい阿寒湖の脇にあるガソリンスタンドを通り過ぎてしまった私。
「まぁ、すぐにあるでしょう」と、悪い癖が出てしまい、この後もう生きた心地がしない状況陥ることになるとは、、、その時は全く感じてませんでした・・
ガソリンがない~~~~~!!
ないんですよ!行けども行けどもガソリンスタンドが!!!!!!!

そのうち、給油ランプが点灯しだしたのは、山の中!
「対向車もほとんどいない。こんなところでガス欠したら、JAFを呼んだとしても3時間は待つんじゃないか?」
そのうち暗くなりそうだし、泣きたくなってきちゃいました。
頭の中を過る(よぎる)のは、このまま山の中で夜明かし?という怖いイメージばかり。
「いやいや、そんなことを考えちゃだめだ!」
「きっと大丈夫。ランプついても100キロは走るって聞いたことがある。」
と、とにかく省エネ省ガソリン走行を心掛け、下りはほぼアクセル踏まず、回転数を上げないように上げないように地味~に走る。
途中寄りたいところが出てくるも、まずはガソリンスタンドだ!!と、じっと我慢。
やっと見つけたホクレンの看板。けど、え?何キロ先なの、これって????
と言う泣きそうな〇時間を一人ハンドルを握ったのでありました・・・・
弟子屈(てしかが)のガソリンスタンドで一安心

ナビで探しておいた一番近そうなガソリンスタンドは、弟子屈の町の中。
「お願いだからそこまで走って!」と祈るような気持ちで、何とか何とか頑張って走ってもらう。ほんと生きた心地がしないってこのこと?
スタンドに入り、給油が始まった瞬間、どっと疲れが出ちゃいました。
「あ~~~よかった。神は私を見捨てなかった」
私は昔から「あなたはご先祖様に守られているわね。あなたは大丈夫よ。」と言っていただくことが多く、「きっと大丈夫」という根拠のない何かがあるものの、今回は本当に心細かった・・・
ホッとした途端、喉がカラカラなのに気が付き、スタンドで買った「いろはすハスカップ」
北海道に行き北海道限定を見ると、ついつい買ってしまう・・・
教訓 ガソリンは、スタンド見つけたら必ず入れておくこと!!
道東はやっぱり涼しかった

だんだん日も暮れかかってきて、森が多い道東の道は、木漏れ日がオレンジ色になってきました。
足寄町でとうきびを買ったときに「夕方はシカが飛び出してくるから、飛び出してくるぞ!と思いながら運転するんだよ。そう準備しておけば、被害も少なくて済むからね。」
と、生産者のご主人からいただいたアドバイスが頭をよぎったその数分後、道路わきにたたずむ鹿と遭遇。
道を渡ったところなのか?それとも渡るのをやめたのか?それは定かじゃないものの、かなりドキっとしちゃいました。

その子(多分小鹿の範囲のサイズだと思う)が、森の中奥深くへと姿を消していくのを、チラっと目で追いつつ、ほっと胸をなでおろしました。そして、とうきびのご主人のやさしさが身に染みたのでした。
その国道は、かなりの交通量だしスピードも出しているし、あんなところでも渡ろうとするんだと、内地の人の私は正直驚きました。
この間撮影のあった豊後大野の山でも鹿の被害がすごいという話だったので、九州でもあるお話だとは思うのですが、今住んでいるところや実家の岐阜ではそこまで身近な話じゃないだけに、
「もし北海道の山の中の町に住んだら、こういうのは日常茶飯事なんだろうな・・・」と、改めて北海道が自然と近いことを痛感しました。
無事に標茶(しべちゃ)に到着
弟子屈を抜け、標茶に向かって走っていくと、周りの風景がどんどん変わっていきます。
このあたりは酪農が盛んなこともあり、道路の両脇は牧場のような風景が広がります。それから下っていくと、だんだん湿原の雰囲気に変わっていくんですよね。そうなんです、釧路湿原のエリアになっていくんです。
到着して、ガソリンのことを話すと、ライダーのお客さんからは
「北海道はスタンド見つけたら入れておかないとダメだよ。それが鉄則だよ。」と。
やっぱりね~。本州のようなつもりじゃいかんのですよ。
ガソリンネタで3が終わってしまったくらい、私にとっては衝撃の出来事でした、はい。
4では、釧路川でのカヌー下りを体験します!これがここまで来た目的ですからね!楽しみです!!
続きをお楽しみに♪ 北海道旅行記4に続く