日本人がスパイスカレーを美味しく作れないワケ4

前回のふりかえり

前回の記事はこちら 日本人がスパイスカレーを美味しく作れないワケ3

前回のその3では、スパイスの歴史について簡単に振り返ってみました。

歴史が苦手な方にはつまらない内容だったかと思いますが(ごめんなさいね)、歴史を振り返るとそこから大きく発見できることや改めて気が付くことがあります。

  • 熱帯気候の地域で採れるものが多いこと。
  • 歴史が動くほど、金銀に値するほど、手に入れたいものであったこと。
  • 実際にそのことより大航海時代から欧州列強の世界進出が拡大したこと。

改めてスパイスとはどんなものか?もたらした影響の大きさに気が付きますよね。

そもそもなぜ、スパイスカレーづくりに失敗してしまうのか?

さて、話をもとに戻しましょう。

「なぜ日本人はスパイスカレーを美味しく作れないのか?」が本題でしたね。

その理由のその一に、日本人としての料理のクセがあることはその2で述べました。それ以外には何があるのでしょうか?

その残りの二つは、以下のことではないかな?と考えています。

  • そもそもスパイス自体についての知識がない。
  • 生産地でどのように使われて来たのか、その食文化についての知識がない。

このことから考察していきましょう。

日本古来の香辛料、和のスパイス、和のハーブ

日本人が古くから使っている香辛料や和のスパイス、和のハーブにもいろいろあります。

例えば、わさび、山椒、しょうが、青紫蘇、茗荷、などどれも香味野菜として分類されています。これらは、特に習わなくても何となくどう使うものか?何と一緒に使うものか?どういう効果があるものか?ご存知じゃないでしょうか?

なぜなら、お母さんの料理に使われてきたのを食べてきたから。レストランや食堂など外食の機会に食べてきたから。庭に生えているのをおばあちゃんが使っていたから。etc

このように自然と何となく分かっているから、使えているわけですね。

自分が生きてきた文化背景、国や地域、環境の影響から知らず知らずのうちに判断している私たち

以前WASABIというフランス映画がありましたが、ここではわさびをそのまま食べたりする映像があり、「うわ~~」と思った覚えがあります。

映像上の演出ももちろんあったとは思いますが、私たちはわさびを単体で食べることはしませんよね?薬味としてお刺身につけたり、お料理にアクセントとしてちょっと足したり、そんな使い方をするかと思います。

けれど、ああいうペーストはパンにつけたり、そのままちょっと食べる文化で生きてきていたらどうでしょうか?ましてや刺身という生魚を食べる習慣は、海外のほとんどの国にはありません。

「ああ、ウチの国にあるペースト(レバーペーストとか、ジャムとか、そういった類のもの)みたいなもんだな。」と思ってしまう気がしませんか?

海外には、辛いペーストも存在しますから、それに似たものかな?と思ってしまう可能性も無きにしも非ず、と思うのです。

無意識で行ってしまうクセを捨て、知ることから始めよう

これと同様のことが、私たち日本人の対スパイスにありませんでしょうか?だから、今まで使ってきたルゥと同じように思ってしまう。お味噌のように使えるルゥをとても使いやすいと感じ使っている。それと同じようにパウダースパイスを煮汁に溶かしてしまう。

そうなんです、スパイスに対する正しい知識を得ること、その土地でどう使われている食文化を知ること、これを無くして上手に使えるようにはなりません。では、その辺はどうなんでしょうか?

次回以降の回では、↑で提示したこの下記の二つについて詳しく書いていきたいと思います。

  • そもそもスパイス自体についての知識がない。
  • 生産地でどのように使われて来たのか、その食文化についての知識がない。

お楽しみに♪

続きはこちら 日本人がスパイスカレーを美味しく作れないワケ5

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