インドの食文化のこと 3 体調を整えるための食事の工夫

前回の記事はこちら インドの食文化のこと2

前回の2では、作り置きや生食についてのことを書きました。今回の3では、インド的体調を整えるために習慣とされていることについて書きたいと思います。

こちらの記事は、コルコタにお住まいのご家族がモデルです。インドも広くまた宗教も様々なので、みんながこれ!ということは決してありません。一つの例として読んでいただけましたら幸いです。

体調を整えるための食事の慣習

コルコタといえばハウラー橋を思い出します

今回のモデルケースはコルコタというところが設定ですから、高温多湿です。なので、とかく体調を崩しがち。

そんな中で健康を保つ秘訣はなんでしょうか?では、早速見ていきましょう。

加熱調理

前回までの記事でも触れていますが、食中毒を防ぐために加熱調理をして細菌を殺すことを調理においては大切にしています。

食事の間に水は飲まない

こちらも前回までの記事で触れていますね。消化液の分泌を妨げるので、食事中はあまり水を飲まないそうです。

パンは焼く

焼かないで食べると、おなかの中でガスが発生しやすくなるそうで、焼いて食べるそうです。パンの種類や酵母の種類にもよるんでしょうか?どうなんでしょうね。

季節のものを食べる

身土不二という言葉が日本にもありますが、季節の野菜はその季節に合った効能をもたらしてくれます。夏野菜には、身体のほてりを取り利尿作用を及ぼすものが多いですし、冬野菜は身体を温めてくれるものが多いです。

夜はたくさん食べない

こちらも前回までの記事で触れましたね。

寝る2,3時間前までに食事を終えましょう。ということは日本でもよく耳にします。消化中のまま寝ることは胃腸が休まらないため良くないんですね。臓器も休めてあげる必要があります。食べ続けて胃腸を動かし続けて酷使しすぎると劣化が早いというのは、他の機械も一緒ですよね。

夜はヨーグルトを食べない

これは知らなくて「えっ!そんなことあるの??」と思いました。

「食後のヨーグルトは腸に良い」とかさんざん言われているので、夕食の後にヨーグルトを食べる方多いのではないでしょうか?

実は逆なんですね。夜寝る前にヨーグルトを食べると、身体が冷えたままになるので風邪を引きやすくなります。ヨーグルトに限らず乳製品をそのまま食べること(冷たい牛乳、アイスクリームなど冷たいデザートはもちろん)や、夜に冷たいもの、カフェインの入ったものを取ることは、安眠の妨げになりますからオススメしません。

そういえば、カルナータカ州(インドの南の方)のご出身のお友達が、「夜には紅茶やチャイは飲みません。カフェインが入っているから睡眠に良くないんです。」と言っていたのを思い出しました。

他にもヨーグルトについては、食べ方の注意があります。アーユルヴェーダを読むと書いてあることです。こちらも今回は長くなるので割愛しますが、いつか記事にしたいと考えています。

まとめ

今回の見出しをまとめてみると下記のようになります。

  • 加熱調理
  • 水の飲み方
  • パンは焼いて食べる
  • 季節のものを食べる
  • 夜の食事は軽く
  • 夜にヨーグルトは食べない

私は最初知った時に「えー全然違うことがいっぱいある!」と驚いた記憶があります。みなさんはいかがでしたでしょうか?

人によって体質は違いますし、住んでいる環境もちがいますから、同じようにするのが絶対に良いとは言えませんが、参考になる部分がたくさんあると思いませんか?

日本において、割と食べられるようになった歴史の浅い食べものは、長年食べられてきた地域の食べ方を参考にするのが良いんじゃないかな?と私は思っています。いくら現代の科学で数字における照明らしきものを出したとしても、長い長い歴史において培われ取り入れられてきたものには敵うわけはありませんから。

編集後記

このシリーズを書くためにいろいろ読んでみて思うのは、長い歴史の上で出来てきた食文化にはちゃんと意味がある。それを知らずして、表面だけありがたがって取り入れるのはどうなんだろう?ということです。

舶来という言葉が「高級品」「良い品」を表してきたように、日本では古来から「良いものは船に乗ってやってくる」という意識があるように感じています。

昔は、文化、文学、技術、医学、政治のやり方など様々なことが船に乗って中国や大陸からもたらされてきました。蘭学というのも、船によって入ってきましたね。なので、何となく日本人は無意識に「海外からのもの」に対してなんの疑問もなく良いものとして受け入れてしまう傾向を持っているのではないかしらん?と思わずにはいられません。

もちろんすべての人すべてのことに当てはまるワケではありませんが、これってどうなんでしょ?

戦後は敗戦国というのもあり、独自文化に対して否定気味になり、その代わりに横文字をありがたがる風潮が強くなりましたね。私も若い頃はそう思っていましたが、何でもかんでもカタカナにしたがる風潮には辟易します。

コンセンサス、アジェンダ、コンプライアンス、エビデンス、イシューetc

皆さん、意味わかりますか?「日本語で書いてよ~」って思いません??私はいつもそう思います。日本語は素晴らしい言語ですもん。日本語でちゃんと単語があるのなら、みんなに伝えないといけないことは特に、意味が分からない横文字使う必要なんてないと思います。

ちなみに、子供のころ女性の下着のドレス式のもののことを「シミーズ」「シュミーズ 」と呼んでました。それがいつの間にか「スリップ 」に変わりました。そして「シミーズ」という言葉が時代遅れの死語のように扱われるようになりました。

けれど、chemizって単にフランス語、スリップslipは英語なだけです。chemizは、フランス語では一般的にシャツを意味する単語ですが、なぜか日本では女性用肌着の名前になりました。

そして余談ですが、イタリア語ではシャツのことをcamiciaと言い、複数形になるとカミーチェに変化します。デパートに入っているシャツブランドのナラ・カミーチェのカミーチェです。

単にあまり聞いたことがなく、ゴロが良くてカタカナだとうける=売れる。流行は作られ、大衆は踊らされているなぁ、と思ったエピソードです。

また話がそれましたね(;^_^A 次回その4ではインドの地方による食文化の違いに触れたいと思います。国土も広いため気候も様々。民族宗教も様々です。なので、土地が変わると全く違います。面白いですよ。お楽しみに♪

続きはこちら インドの食文化のこと4

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