さぁ、じぶんんらしく行こう!ジェンダーカフェ

ジェンダーカフェに参加しました

新婦人新聞に挟んであったチラシ。

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これを見て、ずっと以前から良く分からなかった「ジェンダー」といわゆるウーマンリブとの違いみたいなモヤモアを解消したくて、新婦人のお姉さまたちと参加してきました。

ジェンダーって何?

ジェンダーとは、男性・女性であることに基づき定められた社会的属性や機会、女性と男性、女児と男児の間における関係性、さらに女性間、男性間における相互関係を意味します。

https://japan.unwomen.org/ja/news-and-events/news/2018/9/definition-gender

つまり、ジェンダーとは、社会的、文化的に作られた性差のことのことだそうです。

大きく勘違いしていました。いわゆる女性問題のことかな?と思っていたからです。そうではなく、時代や社会、歴史、メディアなどから作られてきた「男らしく」も含まれるし、当然「女らしく」も含まれる。

これは、ジェンダー規範(Gender Norms)というそうで、 男性と女性がどのようにあるべきで、どう行動し、どのような外見をすべきか、という考え。※規範(ノーム)とは、ある特定の時代の一点における、ある特定の社会やコミュニティが容認しているジェンダーの属性や特徴のことです。

ということは、ジェンダーとは性別を超えた「性的差別」のこと?ととらえて良いのかしら?が、私の解釈でした。

みんなジェンダーで悩んできた

みんなで自己紹介しながら、自分のジェンダーにまつわる経験や思い出を話していきました。

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お姉さま世代が多かったのと、九州男児という言葉があるくらいの九州での開催だっただけに、え~~~と思うご経験もたくさんありました。

女性が多かったのですが男性の方も参加されていて、男性だからこそ言われてきたことに傷つき戸惑った経験も聞くことが出来て、「なるほどなぁ。」と思いました。やはり物事はどちらか一方の言い分ではなく、双方の言い分を聞かないと本当のところが見えてこないよね。と改めて思いました。

また女性の歴史と振り返るという点でも、非常に興味深い展示がありました。このことについて話してくださった方もいらっしゃいましたので、ふと思い出しました。開催中の時に、調べて読んだ記憶があったんです。

私が衝撃を受けたのは、千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館にて、2020年10月6日-12月6日の会期で開催された「性差(ジェンダー)の日本史」展に行った方の感想を読んだ時でした。

滋賀県・八日市新地にあった貸座敷「清定楼」に関わる資料の展示に衝撃を受けた。 清定楼の神棚に祀ってあったという「オトコサマ(男根神)」は陶製で男性器の形をしている。説明書きにこうあった。

はじめて客をとる女性は、浴場で身を清めたのち身につけた肌襦袢と腰巻を楼主にはぎ取られ、土間に蹴落とされた。蹴落とされた女性は、木椀のなかの通称『ネコメシ』を手を使わず舌を出して食べた。これは、人間界から畜生界に身を入れたことを意味する儀式だという。土間での儀式がおわると、オトコサマをつかって実技を教えられた」 

性病予防のため、女性が局部を洗浄する洗浄器も展示してあった。遊廓は戦中も戦後も持続する。

敗戦直後、政府は占領軍向けの性的慰安施設を設置する。「軍人には性欲のはけ口が必要」という政府の発想は一貫していた。図録には、「買う男」(遊客)の数の推移が詳細に記されている。1920年代(大正から昭和初期)、1年間に遊廓で女性を買う男は延べ2200万人前後だったが、30年代後半には3千万人を突破する。また29年の調査では、朝鮮における遊客の8割は日本人男性だった。日本は買春大国だったのだ。

https://blog.goo.ne.jp/gkfkt227/e/ccb00ef93bacf50236094c91802466e9

裏覚えですが、エドガー・スノーというジャーナリストの方が第二次大戦の模様を書いた本の一文に、侵略した土地にまず遊郭を作るのが日本人、商店を作るのが○○人、教会を作るのが○○人というのを読んだ記憶もあり、日本における性差は歴史的にも根が深いと思った覚えがあります。
※○○人の○○にはヨーロッパの国が入った気がします。どこがどこか忘れました。

男のくせに、女だから

誰もが言われた経験があるかと思います。私もついつい夫に「男のくせに!」と言ってしまった経験があります。私も刷り込まれてるなぁ、と痛感しました。

  • 「男のクセに泣くな」
  • 「お前も男になった!」※箱根駅伝の時のある監督のセリフ
  • 「男だったらやってみろ!」
  • 「男は稼いで家族を養わないといけない」
  • 「女のくせに出しゃばるな!」
  • 「女がお茶を入れるもんだ」
  • 「家事育児は女の仕事」
  • 男の子の色はブルー、女の子の色はピンク

まぁ、いろいろありますね。これ以外にももっともっといっぱいあると思います。

こう見てみると、男らしさとして望まれている像に「逞しく」「強く」があるなぁ、と思いますし、女らしさとして望まれている像に「控えめ」「男性の後に控える存在」があるなぁ、と感じますね。

キリスト教の聖書に、神は男を創り、そして女を創ったとあるそうで、仏教はそれがなく男女平等なんですよ。というのを読んだことがあります。
※↑の展示では日本の仏教を女性差別だったと展示されているようですが、もともとの原始仏教では男女平等だそうです。

だからと言って仏教以外を否定するつもりは全くありませんが、このように宗教でも何となく匂わされている部分もあるようですし、戦時中や日本の高度経済成長期のようにメディアに煽られてきたものもあるよねぇ、とカフェの会話を通して浮かんできました。

1930年頃の男の子のなりたい職業のトップは、軍人だそうです。「兵隊さんになるんだ!」「敵をバンバン倒すんだ!」いかにかっこよくメディアが報じていたことでしょう。

「24時間働けますか?」のCMは、今でもよく覚えていますが、24時間なんで働かされないといけないの?なんて疑問を持つことすらない、そんな時代もありました。かっこいい俳優さんが、高層ビルの素敵そうなオフィスでドリンクを飲む。

日本のGDPを上げていくためには、男性に馬車馬のように働いてもらわないといけません。そのためには、「激務な男=かっこいい俺」像を作り上げることが一番容易ですもんね。それをバンバン流せば、そうするのが良い、そうしなくてはいけない、という意識が刷り込まれ、「みんながやっているから・・・」となっていくことでしょう。

そして、その馬車馬状態を支えるために、女性は育児、食事の準備や洗濯、掃除などの家事全般をして「心置きなく仕事に没頭できる」状態を作っておかないといけない。その役割を期待された、と。観点を変えて振り返ってみると分かりやすいです。

これって必要?

団塊の世代、ロスジェネ世代、ゆとり世代と言われるように、価値観の違う世代がどんどん生まれ、現在の世の中を形成していきます。

  • こんな、100年も200年も前のことにいつまでも囚われているのはどうなんだろう?
  • 一人一人が「見えない鎖」や「ガラスの天井」を気にすることなく、活躍したらいけないの?
  • 私たちは、自分が幸せで周りも幸せで人生を生きていくことを望んでいるのではないのだろうか?
  • 自らが分断を作り、足を引っ張り合っているのではないのだろうか?

そう考えずにはいられません。

2021年の新婦人新聞新春号でも、新しい時代への期待が書かれていました。

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こうして毎日ご飯が食べられて、夜静かに眠れるのも、平和だから。

空襲で家が焼けたり、いつ殺されるか分からないと逃げ惑う状況では、決して叶わない。私たちのおじいちゃん、おばあちゃんが望んで望んで止まなかった日本の状態が今の私たちの暮らしです。

そのありがたみを感じながら、この戦争のない平和な世の中が続くように願ってやみません。

編集後記

ジェンダーっていうと、ウーマンリブみたいでいやだなぁ、なんて意識がどこかにありました。けれど今回のお話を聞いて、そうじゃないんだって思いました。女性の地位向上のために!と握りこぶしを掲げるのではなく、一人一人が幸せに生きていく社会を望んだら、男性だけに家庭を養う収入を背負わせるのもかわいそうですし、同じく女性が男性と同じだけの仕事、給料を得る機会が少ないのも残念です。

育児に参加出来ないがために、一番かわいい時期を一緒に過ごせない。そして、父親として子供から尊敬される存在になりにくい日本の男性たち。それも残念だよね、と思いました。

けれど、こういったことは少しずつ変わってきています。歴史から学び、より良い社会になっていったらいいな、と思いました。

生物学的には、男と女の2種類しかいないわけですから、憎み合ったりいがみ合ったりするのでなく、お互いの身体的違いを好意的に認めて助け合うことがもっと出来たら良いですよね。

またお話の中で、年金についてずっと学んでいる方からの一言があり、それが衝撃的でしたのでシェアしたいと思います。

「老後の暮らしを考えた上で、現役時代の給料はとても大切。現在、女性は男性の5割強の給料しかもらえていない。厚生年金はここから計算されるので、当然老後にもらえる年金も少なくなる。ご主人が働きその分厚生年金をかけていてくれても、平均寿命の短い男性の方が先になくなる確率は高い。となると、残された女性が普通に生活して老後を送れるようになるためにも、現役世代の女性の賃金は上げていかないと貧しい老後しかない人生になってしまう。」と。

そういう考えは、実際に引退間近になるか引退して年金を手にしだしてから出ないと浮かびません。年金定期便のはがきすら、ちゃんと見てない私でしたから、いろいろと考えさせられる良いきっかけになりました。

そしてそして、今回の年賀状、高校の同級生から「新婦人しんぶんのウォーキングの記事であっこちゃんを見たよ!」と書いてありました。同じような価値観で考えで過ごした高校の同級生です。今もこうしてご縁がつながっているんだ!とても嬉しく思いました。

2/7追記 森元首相の発言が問題になっています。もちろん、あの発言はどうか?と思いますが、彼がああいう言葉を発しなくてはいけない人間になってしまったのも、社会や歴史、上記のような日本におけるジェンダーの刷り込みだからだとも思います。そういう意味でも、カレも時代や社会の被害者でもあるのではないのかな?と感じました。カレの立場になってみて、そうだよね。と歩み寄ろうとすれば、双方の理解がより進むのかな?(ちょっと考えが甘いかな(笑)などなど、ぼんやり浮かんだりもした今日この頃でした。

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