私があることにこだわる理由は、この5つからです。
- 歩くことは生きること
- 歩かなくなることは人間の尊厳をも失ってしまうこと
- 介護される人を減らす=介護する人を減らす
- 歩き方を変えるとキレイになる。元気になる。
- いつでもどこでも。道具も費用も必要ない。
では、詳しくご説明したいと思います。
1、歩くことは生きること
学生時代から背が高くそれがコンプレックスだったので、いつも小さく見えるように、他の人から目立たないように、と猫背になっていました。オドオドと自分に自信を持てずに生きてきました。
写真左側は、以前の私。2016年までの私です。右側は、歩き方を変えて、生き方まで変わった2017年のの私です。
たった1年で変わりました。なぜなら、歩く事は365日毎日行うから。毎日少しずつ、歩く事をきっかけに自分が変わっていきました。
このように私は、歩き方を変えて人生が変わり、人間が変わりました。
歩くことは、人がこの世に生を受け二本足で立てるようになってから、死ぬまでずっと行う動作です。
そして、その歩き方は、その人の生きざまが如実に現れている、そう感じます。
ということは、歩き方は人そのもの。つまり、歩き方を変えること=その人の人生をも変えることではないか?そう思うようになりました。
「歩くことは生きること」
歩き方を変えて、そう気が付きました。
2、歩かなくなる=人間の尊厳をも失ってしまう
下記は2020年に書いた文章です。このおばあちゃんも2019年12月に天に帰っていきました。
私には101歳になる祖母がいます。大好きなおばあちゃんです。初孫だった私を、とてもかわいがってくれました。
おばあちゃんはずっと元気で畑での農作業もしていましたが、100歳を目前にしたころから足腰が不自由になってきて、施設に入ることになり、車いすでの生活を送るようになりました。
そうこうして間もなく、アルツハイマーが一気に進み、私はおろか、息子である父の事をも分からなくなってしまいました。
訪ねて行っても一日ベッドで寝ているだけ。寝ているだけだから、複雑骨折もしてしまい、痛い思いを抱えながら、でも寝ているしか出来ないおばあちゃん。かわいそうで、切なくて、仕方ありませんでした。
人間は歩かなくなると、人間としての尊厳をも失ってしまう。
そういう事実を目の当たりにし、衝撃を受けました。
私だけでなく、皆さん同じだと思うんです。誰もが、自分の愛する人には、元気で長生きして欲しいって思うに違いないって。こんな辛い悲しい思いをする人を、一人でも減らしたい、そう思ったんです。
そのためには、一人一人が年を取ってしまう前から基本の歩き方を知り実践し、いくつになっても自分の足で歩けるようになっておくことが大切だと感じています。
3、介護される人を減らす=介護する人が減る
2025年問題については、どなたも一度はお聞きになったことがあると思います。今後、ますます高齢化し、働ける世代は減っていきます。
私も、アラフィフですから介護の問題は現実問題です。このまま、介護が必要な人が右肩上がりに増えていけば、介護する世代=働き盛りの世代の、介護に向き合う時間は、もっともっと増大します。
そうなると、社会全体が介護への対策に追われ、それ以外が手薄になってしまう。社会全体の元気がパワーが失われていきます。
そうならない為には、介護される人を減らすのが一番の近道。
自分で歩ける人が増えれば、介護する人される人が減る=社会の活性化につながります。
自分で自分の身体をちゃんと使えていけば、誰の手を煩わせることはありません。
一人一人が、基本の歩き方をするだけ。
「介護される側予備軍」である「現在介護をする側の人」の、将来の介護までの期間を伸ばせるようになれば、その下の世代の若い世代、お子さん世代へとつながって行ける。
それが、社会を元気にする小さな一歩につながるのではないでしょうか?
4、歩き方を変えるとキレイになる。元気になる。
プロポーションに自信がない方は、姿勢や歩き方に問題がある方が多いように思います。私自身、姿勢を意識し、歩き方を変えていき、随分と改善して行きました。
結局、自分の問題は、自分で生み出していたんです。
誰のせいでもなく、自分のせいです。ということは、自分さえ変えていけば、変えられることなんです。
たくさんの生徒さんを指導させて頂きましたが、皆さん、どんどん綺麗になっていきます。と同時に、どんどん若々しく、より健康にもなっていっています。
そうなんです、歩き方を変えるだけでもっとキレイになれる。もっと健康になれる。そう実感しています。
女性はいくつになってもキレイでいたい、美しくなりたい生き物です。
お肌のハリやツヤ、美しい黒髪は若い方にはどう頑張っても敵いません。けれど、綺麗な立ち方、歩き方は、エイジレスです。
いくつになっても若々しく見せてくれます。そして、若々しい身体へにも導いてくれます。
5、いつでも、どこでも、費用も道具も必要ない
歩く事は、別にどこかに行かないといけないものでもなく、何かを用意しないといけないものでもありません。
つまり、いつでも、どこでも負担なく出来る運動は、歩くということ。
私がお教えしている「歩き方」は、長距離を歩こう!というタイプのものではありませんので、室内でも大丈夫。雨の日は、ムリして外に出なくても、お部屋の中で。お天気がいい時は、屋外で気持ちよく。
歩き方は学校でも習いません。つまり、教える必要がないくらい、普通に出来てしまうことだから。誰でも出来てしまうことだから、長年のクセや自己流で、身体に負担をかけてしまったり、自信がないプロポーションに繋がってしまったりしているのが現状かと思います。
そのクセを改善して行けるのも、毎日行うことだから。
人間の運動の基本のキである、歩くこと。
だからこそ、生活の中に自然に取り込みやすい。
そしてまた、運動をするにしても、身体のクセがあると、痛みや故障に繋がりやすい。
痛みや故障の治療は出来ても、あくまで対処療法です。それを引き起こしている原因から取り除く根本解決をしないことには、また同じことの繰り返しです。その根本解決に繋がるとも感じています。
まとめ
以上5点、私が歩くことにこだわる理由や、想い、理念についてでした。ちょっと熱く語っちゃいましたが、レッスンや講座は、笑いが絶えない楽しいものになっています。
なぜなら、私が講師だから。とっつきにくく見られるようですが、話してみたらとっても親しみやすかった!と言われます。
一度話してみると、よくお分かりになると思います。ぜひ一度会いに来てくださいね。
美力開花Atrucco・ウォーキングスクールAtrucco主宰 真田亜希子について