おいしいチャイを作るポイント5つ
秋めいて来まして、そろそろ温かい飲み物が恋しくなってきました。そうなると飲みたくなるのはおいしいチャイ!
けれど、なかなか美味しく作れないんですよね。私もかれこれ何年も美味しく作れないなぁ~と試行錯誤をしてきました。そんな私が、チャイを美味しく作るコツを書いてみたいと思います。
おいしくないチャイの特徴
今まで作ってきた失敗作の美味しくないチャイの特徴をあげると味が薄い!
もうこれに尽きます。
さらに、入れるスパイスが合ってなくて、変な味がする!ということもありました(トホホ・・・)
これをクリアするためにどうするか?という私が考えるポイントを書いてみました。
おいしいチャイを作るポイント5つ
- ちゃんと煮立てる
- 茶葉をしっかり入れる
- 牛乳をケチらない
- スパイスをケチらない
- チャイに合わないスパイスは入れない
もう一つオススメするとしたら↓です。
- 甘く作る
では、早速詳しく見ていきましょう。
ちゃんと煮立てる
ついつい気が急いて「もういいだろう?」と沸騰してない状態で茶葉を入れたりそのまま作ってしまうと、ちゃんと味が出ません。特にチャイの場合の紅茶は沸騰させたお湯でないと美味しいのが出来ないので、ちゃんと沸騰させましょう。
茶葉をしっかり入れる
まず最初に言いたいのは、ティーバッグを振り回すのはNGということ。
こういう方結構多いのですが、これだと色は出ても香りは出ません。茶葉はゆっくり蒸らして開かせるのが美味しい紅茶を入れるコツ。なので、動かさずにゆっくり抽出してあげてくださいね。
リーフで入れる方は、沸騰したら茶葉を入れていったん火を止めて蓋をする。もしくは極弱火にする。グラグラさせちゃうと(それでもローカルっぽくていいのかもしれませんが)紅茶の香りはイマイチになります。
次に茶葉の量です。これも適量が分からずこれくらい?ってやって、少ないと薄い、多いと苦い味になってしまいます。
特にダストと言われるチャイ用の茶葉は、コロコロしていて量が難しいですから、自分の好きな濃さをまずは見つけてください。茶葉のメーカーや種類によって出方が違うののもあり「このくらいが良いです」とは言いにくいので、お好きな茶葉でお好きな濃さを見つけるのが一番です。
苦いと濃いのギリギリの線で入れられるようになるとバッチリですね!
牛乳をケチらない
別にケチるわけでなくても、ちょっと少ないとコクが出ません。そして当然ながら低脂肪乳は無脂肪乳だとその分あっさりしてますからコクは少な目です。濃厚系の方が濃いチャイが出来ます。
基本は、水と同量の牛乳です。
最近は豆乳で作られる方も多いと思います。豆乳は加熱すると豆臭さが際立ちます。紅茶の香りやスパイスの香りを台無しにしやすいので、メーカーを良く選んでお使いになることをオススメします。
豆乳は遺伝子組み換えが多いですし、農薬もかなり使われています。国産と書いてあっても、ほとんど輸入のものに国産を何割か混ぜたら国産と表記してよいとなってますから、あまり信用になりません。また、安い牛乳はどんなエサでどんな飼育状況で育てられているか?が心配です。気になる方は、どちらも信用出来るお店が提供してくれている商品を購入されるのをオススメします。
私は、自然農法で農業をされている農家さんのオススメのものか、信頼出来る生産者さんのものを極力使うようにしています。
スパイスをケチらない
これも鉄則。カルダモンは特に高いので、ついついケチりたくなるんですが(苦笑)そうするとあの特有のおいしさが出ないんですよね~。お好きなスパイスを入れるのが良いので、好きな味は大目に。
あ、カルダモンは鞘から出して潰した方が良い香りします。中の種が大事なんです。鞘はあんまり香りがしません。
私の基本は、シナモン、カルダモン、クローブ、しょうが、黒胡椒です。たまにベイリーフ入れてみたりナツメグ入れてみたり、八角をちょこっと入れてみたり、茶葉に玄米茶をちょこっとブレンドしてみたり、いろいろチャレンジして自分の味を探しています。
チャイに合わないスパイスを入れる
これもね、やってしまってから「しまったー」となったやつです。クミンシードやガラムマサラ入れちゃうともうアウト。ガラムマサラはものによっては大丈夫なのもあるのかな?どうでしょう?カレーの匂いのする甘い飲み物になってしまい、とても飲めませんでした。残念!
個人的には、クミンパウダーとチャイって相性最悪って思ってます。
お好きな方いらっしゃったらごめんなさいね。
甘く作る
お砂糖や黒砂糖などの甘味料を入れると、味が決まらなくても何となく美味しくなります。個人的にはカレーの後のチャイは甘くないと美味しくないと思っているので、甘くするのに抵抗は無いのですが、甘いの苦手な方はスパイスと茶葉と牛乳でしっかり味を出すことがポイントですね。
人工甘味料にすればカロリー抑えられるという説もあり、私も若いころさんざん使っていましたが、その後発がん性が見つかったり、余計太りやすい身体になると分かったりします。天然の甘味は悪者ではありません。摂り過ぎたら良くないだけなので、適量を上手にとるのが良いと思います。
また、ガムシロップなどはブドウ糖加糖液と表示されているものが多いかと思いますが、これはほとんどがトウモロコシ由来のものです。トウモロコシも遺伝子組み換えが多く、安全性が確立されていません。また分子が小さいため吸収されやすく、そのため血糖値をすぐ上げてしまうとも言われています。市販のジュースもこれが入っているものが多いです。
私はなるべく使わないようにしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
さんざん失敗してきた私ですが、ようやく?自分でもこれでいいんじゃない?というチャイが作れるようになってきた気がします。
学生時代にインド人の方のお宅にお邪魔した時に、「こうやって作るんだよ、見ててご覧」と、作って見せて下さった姿と作り方は、今でもそのキッチンの様子とともに脳裏に焼き付いています。ただ肝心なスパイスどう入れたか?を忘れちゃったんですよね~
でその後、紆余曲折をたどることとなりました。
チャイもそのお宅の味がありますし、インドの地方によっても作り方や味が違いますから、奥深いですよね。以前、お手伝いさせてもらっていた南インド料理屋さんで初めて南インド風のチャイをいただいたときは、ちょっと衝撃的でした。
皆さんのオススメの配合や作り方があったら是非教えてくださいね♡
あ、もう一つアドバイス。プラスチックのお玉にカレー味とかしみついていたり、茶こしに違う味がしみついていたりすると、それを通してチャイも変な味になります。これ、意外と盲点なので、どうぞ使う前に臭いをかいでみることをオススメします(笑)