オイルのスキンケアはお肌に良いの?キレイへの近道~すっぴん美人のススメ5
キレイへの近道~すっぴん美人のススメ5は?
今回は、いわゆる美容オイルと言われるオイルでのケアについてです。私が使ってみて感じたことを書いています。(2018/12/25 加筆しました)
前回の記事はこちら
ニキビに悩むあなたへ
私、1年以上使ってみました
私は、コスメオタクなので、新しいものやよさそうなものは自分で購入して試さないと気が済まないタイプ。大体口コミなんて、あてにならないと思っています。だって、年齢もお肌質も違うんだし、美容知識も違う。ましてや、素人の言うことをそのままうのみに出来るか!(失礼<m(__)m>)と思ってしまう面倒くさいヤツです(笑)
ということで、オイルケアが流行りだす前から、使ってました。当時は、今ほどいろんなブランドから出てませんでしたし、マイナーだったのですが、どこかに旅行に行った時に「その土地では昔ながらにオイルが使われていた」、とそこの道の駅で知り、昔からの知恵というのは、それなりに根拠があるに違いない!と思い、試したみたのが最初です。
基本的にお手入れ大好きなヒトだった私。お手入れ大好きなヒトは、お顔を触りすぎ、こすりすぎで角質層が薄くなっているため、水分保持能力が弱く、大体乾燥で悩んでいる方が多いです。今ならそういうことが分かるんですけど、化粧品会社に勤務して勉強していたはずにも関わらず、そういう知識はありませんでした。忘れていただけ?なのしれませんが(苦笑)
ですので、オイルを塗れば潤う!!と飛びついたわけなんです。
と言うわけで、そのオイルを大量買いして、1年以上使ってましたし、思い込んだら一直線!な性格なので、他社のオイルもいろいろ試しました。オイル命!になっていたわけですよ。我ながら単純ですよね~(笑)
潤う!!!気がしてました
確かにつけると、カサカサのお肌が潤います。そりゃ、そうですよね、砂漠状態ですから、何でもウェルカム!そして、オイルは水分と違って蒸発しませんから、ずっと潤っている気がするんです。
けど、なーんか黒いんですよ、肌が!
夕方になってくると、浅黒くなってくる度合いが、今までと違う気がする。と、思い始めました。
使っていて不便や違和感を感じませんから、これでいいと思ってました。自分の顔は毎日見ますから、変化ってあんまり分からないんですよね。よっぽど劇的に変化すれば分かりますけど、変化はゆっくりですから、ほぼ分かりません。なので、お肌が改善している!と勝手に満足していたところの、この発見。そして、これで本当にいいのか?と思うようになったんです。
そんなこともあり、オイルケアはやめて、今までのクリームケアに変えました。
勉強をし直し、改めて振り返ってみると、あちゃ~~~~(;^_^A な、ケアだったことが改めて分かりました。
私が感じた結論
その時感じたことと、知識を得てから、振り返って思うことを書いてみようと思います。(あくまでも私の経験から感じたことです)
くすみやすい気がする
クスミの原因ってなんだかご存知ですか?朝はとてもきれいについているファンデーションも、夕方近くなると、黄黒っぽくなりませんか?これは、ファンデーション自体に含まれている油分や、お肌から分泌された皮脂が、空気に触れて酸化するからです。
つまり、オイルを塗っておくということは、夕方になって自分の脂やファンデーションの油分でくすむ前に、塗っているオイルでくすんでくるってことじゃないかな?と思いました。
そして、酸化は老化を加速させます。鉄の釘が、酸化してボロボロになるのをみたことないですか?つまり酸化は、その素材自体をもろくするほどの影響力がある、ということです。
日焼けしやすくなる
日焼けをするためにサンオイルってありますよね?最近は焼かない人が多いので、目にする機会も減りましたが、私の若いころはコパトーンっていうのが定番でした。
まぁ、つまりあれと同じ効果なわけですよ。フライパンで料理する時に、熱した油の方が火通りがいいですよね?原理的には、あんな感じとでも言いましょうか?つまり、紫外線の影響を受けやすくなります。
老化の原因の80%は紫外線です。オイルケアしても、日焼け止めを塗ればまだいいとは思いますが、私はオイルを塗ってそのまま洗濯物を干してましたから、めっちゃメラニンを発生させていたってことです。
(ちなみに、メラニンはお肌を守るために出てくるものです。悪者ではありません。むしろお肌のガードマンなんです。紫外線アレルギーで、陽に当たると黒くなるんじゃなくて赤くなる方は、メラニンの分泌が生まれつき弱い方です。こういう方は、紫外線がお肌奥まで到達してしまうため、お肌の受けるダメージが普通の方に比べて大きいです。)
ちなみに、朝起きてスキンケアせず、そのままのお肌で洗濯物を干すのもさらに日焼けします。なぜなら、寝ている間の皮脂分泌はかなり活発ですから、お肌表面にいっぱい分泌されてるんですね。その皮脂と汗の水分が混ざって天然の保湿成分となっているのですが、このままだとサンオイルを塗ったまま日に当たるのと似たような状況になります。ちゃんとスキンケアをして、角質層に水分をいっぱい入れてあげることにより、紫外線を跳ね返しますし、日焼け止めを塗っておけば尚よろし、です。
干物はすぐ火が通りますが、生魚はなかなか焼けません。それと一緒の事です。
潤いにはまず水分
考えてみてください、乾物を戻すときは水で戻しますよね?オイルで戻しますか?
干し野菜は、干して水分を飛ばしますよね?油で揚げますか?
乾いたものをふっくらさせるのは、水分でないと出来ないんです。オイルで、水分の代用になりますでしょうか?同じような保湿効果を期待出来るんでしょうか?
皮脂が出にくくなる原因になりかねない
お肌表面に皮脂があると勘違いして、自分の皮脂分泌力が弱まります。クリームのお話の時に書きましたが、皮脂が出るまでの代用としての乳液ならいいんですが、ずっとお肌に乗っている油分は、妨げになる可能性大です。
必要なものを与えてあげることが必要
お肌にとって必要なものは、水分と油分です。
片方だけで何とかなるものでもなく、当然オールインワンもどうかしら?と思います。それぞれ役割がありますし、働きかけるところが違います。
また、肌を甘やかすから塗らない、というのも、ナンセンスです。実際に、肌断食を2年やった私は実感しています。次回はそのことについて書きたいと思いますが、水分や皮脂の分泌に関しては、年齢制限があります。若い頃は良いんですよ。だから、子供や10代までは、何もしなくても十分潤っていてキレイです。ですが、年を重ねるとそのころのように分泌されなくなってきています。肌を甘やかすのではなく、出なくなったからこそ、その人にとって必要なものを少なくなった分泌の妨げにならない様にして補わないと、老化が進むことに繋がる、と言えます。
また逆に、10代の学生さんが一生懸命油分水分を補充する必要は、あまりありません。あくまでもお肌質次第です。例えば、ニキビで悩んでいるとか、とくにお悩みがある場合は、適切なお手入れが必要ですが、補充よりもまず、洗顔の仕方や、今のスキンケアが本当に適切かを見直していく方がベターです。なぜなら、洗顔方法が間違っている方、洗いすぎや、補いすぎで逆に吹き出物を作っちゃっているの方が多いから、です。
私は、キレイになる近道は、簡単なケアをするのではなく、その方のお肌に合った適切なケアを、キチンとすることだと思っています。そのためには、正しい知識が必須と感じています。なんとなくイメージで、とか、みんなが言っているから、とか、そういうあいまいなものが多いのが現実です。果たして、言っている人は本当に正しい知識を持っていますでしょうか?雑誌やネットの記事、もっともらしく見えますが、混合玉石です。(私の記事もそう思う人からしたらそうだとは思いますが(苦笑)
自分がちゃんと知ることだけが、結果的に自分を守ることになります。そういうことは時間がかかりますが、結果的には急がば回れ、だと実感しています。
急激なダイエットがリバウンドしやすいように、身体やお肌も急激な変化に対応しにくい気がします。つけてすぐ、やってすぐ、という発想の方が、人間の皮膚生理学の観点から考えても、無理があるんじゃないでしょうか?
こちらでは、正しい知識を知って頂き、必要最低限のお手入れを面倒と思わず楽しんで、世界でたった一つのあなたのお肌をキレイにしていけるように、気持ちから変えて欲しい、そう思って書いています。誰よりもまず自分が自分の事、身体、お肌を大事にしてあげること、それが一番のキレイへの近道だと、私は信じています。
世の中には、すっごい数の美容法がありますし、何千もしかしたら何万という化粧品があります。自社の営利しか考えてないところもあります。もちろん、どれにも良さがありますし、合うあわないもあると思います。大事な自分のお肌です。正しい知識を得て、ちゃんと理解した上で、選んで欲しいな、と思っています。