インドの食文化のこと 1

一言でインドと言えど、国土はとても広く、南北を見てみると雪が降る地域から熱帯の地域までありますし、東西は東南アジアと接している雨量の多い地域から、パキスタンよりのタール砂漠に接している乾燥した地域までいろんな気候の地域が存在します。

その中で今回は、コルコタにお住まいの家庭をモデルとして、日本の食文化との違いにも触れながら、インドの食文化や風習について書いてみたいと思います。

コルコタの以前の名前はカルカッタ。私が旅行した時もカルカッタという名前でした。インドの東側でバングラデシュや東南アジアに近い地域です。とにかく人が多くてバスも電車もギュウギュウ詰めだった覚えがあります。

高温多湿で、小麦も食べますけどお米文化。インドの中でも緑が多い地域です。

一番大切なのはランチタイム

インドでは、胃腸の働きが一番良くなるランチタイムを最も大切に考えている方が多いようです。この考えも、元をたどるとアーユルヴェーダの影響を受けているとも考えられます。

ではそのあたりから詳しく見ていきましょうか?

アーユルヴェーダに基づく発想

インドの古代言語の一つであるサンスクリット語において、アーユルとは、「生命、寿命」、ヴェーダは「学問、知識」を意味し、生命の学問とも日本語訳されるアーユルヴェーダでも、昼頃の太陽が一番高い位置にある時間帯を消化力のある時間帯としています。

専門用語ではピッタといい、時間で考えると熱のエネルギーが活発な時です。また、身体の中において火の作用(アグニカルマ)の主体となっています。

このピッタの重要な機能は、物質を変化させその時に熱を発生させること。食べ物の消化はもちろんのこと、体内におけるあらゆる消化はピッタの働きによるものと考えられています。

アーユルヴァーダでは、口から食べる食物だけでなく、感覚器官、運動期間、魂や精神にも、有益な食物を与えなければならないとされています。これらすべてを消化するのもピッタの力です。なので、頭の中で行われる「学ぶこと」などの知的な消化も、ピッタによるものです。

では、話を食に戻しましょう。

こんな影響もあり、インドではランチタイムに一番重いものをしっかり食べています。晩御飯を豪華にしたがる日本人とはこの辺りは大きく違いますね。

朝ごはんと晩ごはんは軽く

じゃあ、朝ごはんは何を食べているんでしょうか?

インドに留学した友達の話を聞いていると、朝にはかならずチャイをいただいたと良く聞きます。目覚めにチャイ、そして朝ごはんにチャパティ(全粒粉の甘くないパンケーキみたいなもの)と野菜のおかずといった軽めの朝ごはんが多いようです。

インドでは昼間はとても暑いので、夕方涼しくなってから活動を再開することが多く、大体17時くらいに軽食を済ませて、ちょっと外出したり、友達と会ったり。そうすると帰宅が遅くなるので、夜の21時くらいに軽くご飯ちょっととスープくらいの晩ごはんが多いようです。

食事中には水を飲まない

水で消化液が薄まることを避けるために、食事中に冷たい水をごくごく飲むことはないそうです。

水で消化液が薄まると消化不良を起こすことがあるとされているからとか。

そういえば、インドに良く行かれている方と食事をした時に、みんなと同じようにお茶を用意したんです。

そしたら「私は食事中お茶は飲まないんですよ。消化に良くないから。食後にいただきますね。」と言われたことがあります。その時は、「えっ!そんなことあるの??」と思ったんですが、ここにその理由があったんだな、とこのことを知ってから気が付きました。

まとめ

インドの食文化1、いかがでしたか?

結構違いがあって面白いですよね。その土地土地の食文化、風習ってホント多種多様で興味深いな~と思います。

日本でも昔は一日2食でほぼ菜食。家畜は農作業の友ですから、よっぽどのことがないと〆て食べることなどなかったとか。

牛乳自体も明治時代以前にはほとんど見たこともない代物だったわけですから、晩御飯で高カロリーなものをたくさん食べ、食後に身体に良いからとヨーグルトを食べている私たち日本人の食生活で本当に大丈夫?とついつい思う私です。

以前聞いた話だと、胃腸が常に消化することに力を取られていると、他への働きかけが出来ないため老化が進むとか。美と健康のためにも、腹八分目以下が良いみたいですね。

以上インドの食文化1でした。

続きの2では、私たち日本人の特に働く奥様の強い味方「作り置き」がインドでどうなのか?について書きたいと思います。

どうぞお楽しみに♪

続きはこちら インドの食文化のこと2