高齢猫ちゃお17歳の闘病記2 猫の甲状腺異常が見つかったら?
猫の甲状腺異常が見つかったら?
2020/6/7 ちゃおの元気がなくなり、ぐったりして来て病院へ連れて行った話は、最初の投稿で書きました。
前回の記事はこちら 高齢猫ちゃお17歳の闘病記1
その後、病院ではどういう検査や処置をするのか?知りたい方も多いと思います。こちらについて書いていきたいと思います。
甲状腺亢進症の検査は?
私が連れて行った動物病院では、
予約の電話時にある程度の状況を伝えました。
その後予約をし来院。それからは、
まず、体重の計測。
1、血液検査
2、エコー
をしてくれました。その結果で処置が決まるということ。
こちらが血液検査の内容です。
1枚目はほぼ問題ありません。赤丸ついてますが、こちらは気にしないでください。あとでご説明いたします。
問題は2枚目の一番下。トータルT4という赤字の部分です。
こちらが甲状腺の部分。高値とはいえ、そこまででもなかったちゃお。
先生も「こんなにぐったりしているから、もっと高い値かと思ったんですが、意外と低かったですね。」と。
分かりにくいですがエコーです
病名は甲状腺機能亢進症**
甲状腺機能亢進症とは、喉仏の下にある甲状腺が活発になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。甲状腺ホルモンは体のほとんどの組織に影響を及ぼすため、全身の症状が現れます。10歳以上の猫では8%以上が甲状腺機能亢進症であったという報告があり、高齢の猫で最もよくみられる病気の1つです。
こちらより引用させていただきました。
猫専門病院 Tokyo Cat Specialists 院長先生のブログより
治療法は?
先生が説明してくださった治療法は、「まずは、甲状腺の働きを抑える薬を投薬しましょう。」でした。
高齢猫のため、薬の量が少しからスタート。この投薬は始めてしまったら、死ぬまで続けていくものだそうです。なぜなら、薬をやめるとまた甲状腺の機能が活発化してしまうから。
出してもらった薬は、粉薬。これをエサに混ぜて食べさせるのが一番簡単です。臭いは人間には無臭。味は(夫が舐めてみた)苦いみたいでした。
エサに混ぜて食べてくれない場合は、液体に溶かして飲ませます。そのための注射器もいただきました。これを口に差し込み飲ませるそうです。
ハードル高い・・・けど、頑張るしかない!
病院に置いてあった小冊子をいただいて来ました。こちらに薬の飲ませ方が載っていました。
表紙はこれで無料でした。
実は去年、警告音がなっていた
去年の2019年7月の血液検査はこうでした。
やっぱりT4がちょっと高め。○がついてます。この時点で、アラートはなっていたんです。けれど、深刻さに気が付きませんでした。
ヒルズのプリスクリプション・ダイエット 甲状腺ケア y/d
そこでまずは食事から変えていきませんか?と薦めて頂いたフードはこちらのヒルズのプリスクリプション・ダイエットのフードでした。
こちらは、かなり粒が大きく固めで、当時16歳のちゃおは食べにくそうにしていました。割となんでも食べるので、食べてはくれていたんですが、あまり減りませんでした。
当時は私もそこまで心配してなかったので、「食べにくそうでかわいそうだから」と市販の高齢猫用のフードに変えてしまいました。
なぜなら、甲状腺亢進症をちゃんと理解してなくて、ちゃおの行動だけを見て判断していたからです。これは今も悔やまれる点ですが、とにかく普段と変わらず元気だったこと。エサも食べる水も飲む、走り回り良く動く。
今考えると、これらは全部甲状腺亢進症の症状だったんですよね。
その通りで、徐々に痩せていき、気が付いたころにはガリガリになっていました。もともと痩せていたので、あまり気が付かなかったのと、年だから仕方ないのかな?と単純に考えてしまっていたからでした。
それ以外にも、
3年くらい前からかなり水の摂取量が増えて来たような気がします。この時、猫 病気 水をたくさん飲む のキーワード(だったと思うんですが)で、検索してヒットしたのは腎臓系の病気。
だから、腎臓を保護しなくては!ばかり考えてしまっていたんですね。この思い込みも私の行動が遅れた原因でした。
病院が大嫌いで、バッグに入れるのも一大事。かなりのビビリなのもあり、ワンワンとうるさい鳴き声や知らない人である先生や看護師さんたちという環境に連れて行くのも気が引けて、健康診断など行ってなかったのも、今回のことにつながった、と反省しています。
実は今回の検査で、高齢猫がかかりやすいそれ以外の可能性のある病気も見つかりました。そちらについてはまた改めて次回以降に書きたいと思います。
高齢猫ちゃおの闘病記3